地面より高い位置に家を建てる
通常、伝統的な日本家屋は、暖かく保つために地上から 50 cm の高さにあります。日本の場合、セントラルヒーティングはたとえモダンな家屋でもそれほど一般的ではなく、人々は通常、日本の北の地域で広く利用されている床暖房と呼ばれる家庭暖房や他の暖房器具を使用しています。
Live Home 3D で家を地面より高い位置に上げるためには、インスペクタの「建物のプロパティ」タブにあるエレベーションツールのパラメータを調整する必要があります。家の基礎を作成する必要がある場合は、それに対応する基礎パラメータがインスペクタの同じタブ内にあります。これらのパラメータはどちらも、プロジェクトの作成中いつでも変更できます。
壁を操作する
モダンな日本家屋も伝統的な日本家屋も、かなり薄い壁を使用する傾向があります(以下の例では、25 cm の厚さの壁を使用しています)。従来、伝統的な日本の天井の高さは 2.2 メートルでした。最近では、平均的な日本人の身長や空調効率の要件に基づいて、2.4 メートルという高さが最も一般的です。
Live Home 3D で伝統的な日本家屋の壁を構築する場合、標準の壁には「ストーリーウォール」タイプ、マンサードフロアには「ロフトウォール」タイプ、プロジェクト内の型にはまらないその他のソリューションには「カーテンウォール」タイプを使用できます。壁のデフォルトの高さは 3 メートルですが、これは「建物のプロパティ」タブの「現在階」領域で変更できます。
家の壁を作成する際には、インスペクタの「オブジェクトのプロパティ」タブにある厚さパラメータに注意を払ってください。
屋根をカスタマイズする
伝統的な日本家屋の最も際立った特徴は、地方の気候に対応した実際の有用性と、冴えない外観を避け、日常的に使用するごくありふれた物でさえ美しく見せたいという日本人の生まれつきの願望を共に反映させた、そのユニークな屋根です。
Live Home 3D には、さまざまなタイプの屋根を設計するための数多くのオプションがあり、各プロジェクトにそれぞれ特定のデフォルト屋根タイプを選択することもできます。伝統的な日本スタイルの屋根を構築するには、4 面の寄棟屋根構造を選択し、「輪郭を編集」コマンドを使用するか、選択した屋根をダブルクリックしてから「屋根タイプを変更」を選択することで、その形状をカスタマイズします。
「オブジェクトのプロパティ」タブで、屋根の傾斜に必要な傾斜角度を入力してください(この記事の例では 25° の角度を使用しています)。Live Home 3D では、それらをセグメントに分割し、セグメントごとに異なる角度を設定できます。さらに、「現在の屋根セグメント」領域で、屋根全体またはその個別のセグメントのタイプ(勾配、切妻、穴)を変更できます。また、張り出しパラメータを調整することで、本物の外観により近づけることができます。
伝統的な日本家屋の上層階の屋根は、カスタム屋根とライブラリのドーマーカテゴリにある適切なオブジェクトを組み合わせて作成できます(この記事のサンプルプロジェクトでは、この方法を使用しています)。しかし、Live Home 3D には、目的な結果を達成するためにさまざまな機能が備わっています。たとえば、前の段落で説明した屋根のセグメント化ソリューションを使用できます。つまり、特定の勾配を選択し、「選択項目の上に屋根面セグメントを追加」をタップして、上部セグメントに切妻タイプを指定します。
屋根(長方形)ツールや屋根(ポリゴン)ツールを複数回使用すると、複数レベルの屋根を作成できます。ただし、伝統的な日本家屋の屋根は、縁の曲がっていない直線的な傾斜を持つ傾向があることを忘れないでください。
玄関をデザインする
それでは、日本の家屋に欠かせないディテールについて考えてみましょう。玄関は、入口のドアから一段高くなっているところまでのエリアであり、その段の先は一般的な居住空間になっています。居住空間に足を踏み入れる前に、脱いだ靴を置けるように設計されています。これは、家をきれいに保つことを目的とした、日本に古くからある伝統です。Live Home 3D で玄関を再現するには、床(長方形)や床(ポリゴン)といったカスタム床ツールを使用します。別の方法として、建築用ブロックを使用して玄関を構築することも可能です。
障子を作成する
襖は日本伝統の軽量の引き戸で、木製のフレームの両面に紙が貼られたものです。もう 1 つの伝統的なドアのタイプに障子があります(この記事のサンプルプロジェクトで使用)。格子状の枠を骨組みにしたもので、これにも紙が貼られます。障子の上に絵を描くことも珍しくありません。
Live Home 3D のオブジェクトライブラリには、障子など、いくつかのタイプの引き戸が含まれています。これらは簡単な操作でプロジェクトに追加でき、さまざまなオブジェクトマテリアルの中からいくつかを選択してドアの外観をカスタマイズできます。
ユニークなマテリアルをプロジェクトに簡単に追加できます。マテリアルエディタには、プロジェクトの作成に必要なツールが用意されています。さらに、お店などで必要なマテリアルを見つけた場合には、そのマテリアルの写真を撮り、Live Home 3D に簡単に読み込むことができます。
パネルを使ってファサードを装飾する
伝統的な日本家屋を設計する際の最後のステップは、パネルで建物のファサードを覆うことです。最も簡単なのは、ライブラリから壁に適したマテリアルを選択する方法です。ただし、3 次元パネルを使用すると、より本物に近い外観をプロジェクトに与えることができます。これらのパネルによって、装飾効果だけでなく、建物のファサードに温かみが与えられます。3 次元パネルの作成に役立つツールは、壁パネル(長方形)と壁パネル(ポリゴン)です。長方形のパネルは、コンテクストメニューで「輪郭を編集」をタップするとポリゴンに変更できます。これで、厚さパラメータを調整することにより、フラットパネルを 3 次元パネルに変換できます。「オブジェクトマテリアル」タブから必要なマテリアルを選択して適用します。
家の周囲の外構をデザインする
最後の仕上げは、小道や階段、それに屋根の尾根、手すり、柱の基部などのさまざまな装飾要素を追加することです。さらに、プログラムに含まれている植物や樹木のコレクションを利用して美しい外構を作成することも忘れてはなりません。
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